オクラの肥料のやり方
「オクラは元肥控えめ、追肥で調整する」
というやり方が良いとされるのは、吸水力と吸肥力に優れているから。
だから元肥が多すぎると肥料過多になって、その後の成長にも障害を及ぼすのかもしれません。
今年、種から育てたオクラだけれど、成長とともに葉っぱの縁から茶色になっていったのは、元肥の量が関係したのかも・・・なんてことを今になって思ったりします。
元肥には、発酵鶏糞を使用したのですが、カルシウム豊富な鶏糞と石灰を併用したのもよくなかったのかもしれません。
土壌がカルシウム過多になっていたことが、オクラの葉焼けや、成長を停滞させたのかもしれません。
土壌の成分を測っているわけではないから、あくまでも憶測ですが。
その後、収穫量もパッとしないまま、8月中旬にはオクラが縮んで枯れていきました。
ネコブセンチュウの害を疑って、1か所のオクラを抜いてみたのですが、根っこにはコブのようなものも見られず。
オクラの原産地はアフリカ。
高温と乾燥に強いオクラは、根っこを地中深くまで伸ばす直根性。
その直根から側根が発達し、伸びている様子がよくわかります。
これで、わずかな水分や栄養を取り込むことができるのですね。
ところが、最近になってオクラの様子がいい感じなんですよ。
枯れたも同然と思ってほったらかしにしていたオクラから、わき芽が出てきて、それがグングン伸びてきて、葉っぱがよく茂るようになったのです。
そして、花が咲き、ついには立派な実も成りました。
一時は、葉っぱが枯れたのもなにかの病気のせいかと思っていたのですが、これはいったいどういうことだろう?
考えられることは、土壌の肥料が時間の経過とともに丁度良い感じになったから?
やみくもに鶏糞を撒き、石灰も適当にばらまいていたけれど、来年は肥料の与え方もよーく考えてやってみようと思ったのでした。
とりあえずオクラの元肥は少な目で!