人参収穫
5月初めに種を蒔いた人参は、発芽も遅く、その後の成長もゆっくりで、なかなか太くなりません。
でも、ようやく地面から出ている人参の太さが4cmを超えたので、これは収穫の時期だと思って掘り起こしました。
時なし五寸人参。
太さ5cm、長さ17cm。
お店で売ってるようなサイズの出来で、我ながら満足。
ところが・・・。
この裂け目はなに?
人参の中にまた人参?
そして、葉っぱを切り落としてみて、ようやく気が付きました。
これは、野菜を育てている方たちがよく話している「トウ立ち」というものですね?
もちろん私もトウ立ちという言葉は知っていたけれど、葉っぱに花芽が付くことをトウ立ちだと思っていました。
だけど、この人参はすでに葉っぱが立派な太い茎となって花をつけるための準備に入っている状態ですね?
これも立派なトウ立ちですよね。
人参を切ってみたら、すでに実の部分も緑色の輪ができていて、茎化しているではありませんか。
茎化は上部3cmくらいまでだったけれど、こうなると人参も固くて味も落ちてしまいます。
で、自分で人参を育ててみてわかったことだけど、お店で売っている人参の選び方も、葉っぱが付いていた輪状の部分はなるべく小さいほうが、やわらかくておいしい人参なのではないかということ。
人参は、春でも夏でも秋でもいつでも種を蒔いて育てることができるそうだけど、5月上旬に種を蒔いたいわゆる初夏蒔き人参というのは、もっともトウ立ちしやすいので、細いうちに収穫するのがベターなんだって。
今更ながら調べてわかったけれど、こんなことは人参の種の袋にも書いていないし、知らなかったよー!
大変勉強になったので、懲りずにまた種を蒔いて、秋蒔き人参を育てようと思います。
家庭菜園は、自分の経験がすべて身について実になるんですね。
トウ立ちした人参は、すりおろして人参ドレッシングにしようっと!