大根にアブラムシ
台風一過で良いお天気となった日。
大根の葉っぱにアブラムシがついているのに気が付きました。

大根とアブラムシ
緑色をしたニセダイコンアブラムシは、体長1~2mm。
アブラムシ類は単体でも繁殖が可能なため、繁殖力がハンパない。
しかも、卵で産まず幼虫をそのまま産むので、あっという間に広がっていきます。

大根とアブラムシ
しかも、アオムシのように葉をむしゃむしゃ食べるわけではなく、葉の汁を吸って生きているので、最初は見つけにくいのです。
アブラムシが大量になると、葉っぱは黄色くなって枯れてしまうので、やはり早期発見が望ましい。
歯ブラシでこすりおとしたり、ガムテープで取り除くのが手っ取り早いというので、早速実行。

大根とアブラムシ
だけど、大根葉の中心部にまでアブラムシがびっしりついていて、超気持ち悪い。

大根
もっともアブラムシが多くくっついていた大根を1本抜いてみました。
それなりに大根がまっすぐ伸びているので、非常に残念。
アブラムシがいなければ、大根葉をおいしくいただいていたのにな・・・。

大根
しかも、不思議なことに、アブラムシがくっついているのは、防虫ネットをかけている大根のほうで、ネットをかけていない大根にアブラムシはいないのですよ。
たまたまかもしれないけれど、なぜだろう?
たしかに防虫ネットはきっちり隙間なく覆っていたわけではなかったので、アブラムシも入りやすかったと思うのです。
そして、一度アブラムシが入り込むと、今度は防虫ネットがアブラムシを天敵から守る役割をしてしまうよね?
防虫ネットは、ある程度大きい虫は防ぐことができるけれど、逆にアブラムシに快適安全な場所を提供するものにもなってしまうんだということを、学びました。

大根
なので、このさい防虫ネットを全部はずしてしまいました。
防虫ネットをかけていることで、虫がつかないという過信があったし、防虫ネットが観察のしにくい環境を作り、それでアブラムシの発見も遅れてしまった原因となったわけで・・・。
野菜を育てるって、いろんなかけひきも必要ですね。